プラトニック・セックス
飯島愛
 


一度吐き出してしまえば二度と読み返すことのなかったノートを
ひも解いてみたいと思った。それは、彼の白いバスローブがきっかけだった。
いつだって「今日が愉しければいい」と逃げていた私が、
この瞬間、自分の内面を覗いてみようと思うようになった。
これまで書きちらかしてきたさまざまな想いを、
ひとつひとつ拾い集めて紡いでみよう---。
(プロローグより)

小学館発行 1365円税込


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