講談社 日本の歴史 全26巻 | |
21世紀最初の日本通史!ここ10年の日本史研究は急速に進み、新しい通史シリーズが待望されていました。本シリーズは、現在の日本史学の最前線で活躍する、各世代の優れた研究者の協力をえて、東アジア世界あるいは世界との交流の中で、日本の歴史・文化がどのように形成されたかを示し、21世紀にふさわしい新鮮な歴史像を示すものです。 | |
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第1回配本 <日本とは何か> 網野善彦/歴史家 記念特別定価1575円税込 10月下旬刊行 <日本>という国号は、いつどのようにして決まったのか。その根拠は何か。<日本は均質で、孤立した島国>なのか。<日本は農耕社会で、百姓はすべて農民>なのか。これまでの国家像・国民像を検証し直し、その虚構を覆す。<百姓>の多様な生業、海民の実態、琉球、アイヌとの結びつき、東と西の地域的差異と交流など、東アジア世界に開かれた日本列島の多様性をダイナミックに提示。 |
第2回配本 <縄文の生活誌> 岡村道雄/文化庁 12月刊行予定 五千五百年前、千五百年も続いた三内丸山ムラには、大規模な土木工事で造成した敷地に五百人近くが生活していた。食料を栽培・貯蔵する技術を持ち、多様な道具を考案、遠隔地と交易も行っていた。自然の恵みを上手に取り入れた定住生活は、従来の定説を超えた豊かさに満ちていた。六十万年以上前の旧石器時代から縄文時代の終焉まで、最新の発掘データをもとに当時の生活を再現。 |
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第3回配本 <王権誕生> 寺沢薫/橿原考古学研究所 13年1月刊行予定 稲作は弥生以前に遡るが、弥生人はけっして米食中心ではなかった。やがて環濠集落の発達とともに戦争が始まり、次々と国家が成立し、オウが生まれた。そして倭国大乱が収拾されていくなか、北九州、吉備、近畿などの連合によって、ヤマト王権が三世紀初めに成立、卑弥呼はその初代大王に・・。王権誕生に至る斬新な弥生像を最新の考古学的成果より提出。 |
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各巻定価2310円税込み 巻数順に毎月刊行されます | |
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